恐る恐る聞いた俺に、その男はしばらく黙ったけど警戒心たっぷりで答えてくれた。
「………ここにいるけど…あんた、誰?」
………うえぇぇぇぇ!!!!???
いんのかよっっっ!?
アイツ…風邪ひいてたんじゃないのか!?
この男んちで何してんだよっ!?
様々な疑問と少しの怒りが怒涛のように押し寄せてきた。
「おいっ!きいてんのかよっ!?あんた誰なんだよっ!」
イラついた声で再度聞かれて我に返った。
「あ、あぁ!すいません。
私、サツキさんの上司の榊と申します。
本日は大学の方から預かってきた書類を渡したく、お伺いしたんですが…」
『お前こそ誰なんだっ!』と言ってやりたい気持ちをグッ!と堪え、丁寧に説明するとまた沈黙。

