午後8時半――――――。
俺は、アイツの履歴書に書かれていた住所の前にいる。
いや、厳密には…アイツの履歴書に書かれていた住所のマンションの前で、天辺なんて見えないぜって思いながら下からマンションを仰ぎ見ている。
“確か、このマンションって超高級じゃなかった?”
あの後、レンの言葉にさらに謎は深まり、不安は広がった。
「あのマンションじゃない?ほら、ここからも見える…あぁ、あれだよ」
外を指差すレンに促されて俺も窓の外を見てみたら、見事に天に向かって建ってる高級マンション。
「しかも30階だって。
最上階じゃない?あそこ30階建てだし…」
「……………。」
「…嘘なのかな?」
「…え?」

