あたしは左手でナイフをさばくと同時に右足を跳ねあげた。
ぐにゃん、と嫌な感覚が伝わる。
泉田は踏んづけられたカエルが出すような叫び声をあげると、白目をむいてその場に崩れ落ちた。
「久しぶりに見たなー。レミの股間蹴り」
いつの間にかやってきた達郎が、背後からひょいと顔をのぞかせた。
「確保するまで下がってて」
あたしは達郎を制しながら手錠を取り出した。
「大丈夫だろ」
達郎は泉田のそばに屈み込んだ。
「なんか、白い泡ふいてるし」
それは事実だった。
うーん、もう少し手加減しとくべきだったか。
「だから危ないって言ったんだ」
星野警部補がやけに真剣な面持ちで、泉田の顔をのぞき込んだ。
「あれって、泉田に言ったんですか?」
一応、訊いてみる。
「当然だ」
星野警部補は、大きくうなずいた。
「どうやら死んではいないようだな」
泉田の脈をとりながら星野警部補は安堵のため息をついた。
ぐにゃん、と嫌な感覚が伝わる。
泉田は踏んづけられたカエルが出すような叫び声をあげると、白目をむいてその場に崩れ落ちた。
「久しぶりに見たなー。レミの股間蹴り」
いつの間にかやってきた達郎が、背後からひょいと顔をのぞかせた。
「確保するまで下がってて」
あたしは達郎を制しながら手錠を取り出した。
「大丈夫だろ」
達郎は泉田のそばに屈み込んだ。
「なんか、白い泡ふいてるし」
それは事実だった。
うーん、もう少し手加減しとくべきだったか。
「だから危ないって言ったんだ」
星野警部補がやけに真剣な面持ちで、泉田の顔をのぞき込んだ。
「あれって、泉田に言ったんですか?」
一応、訊いてみる。
「当然だ」
星野警部補は、大きくうなずいた。
「どうやら死んではいないようだな」
泉田の脈をとりながら星野警部補は安堵のため息をついた。


