目がちかちかする状態で周りを見回したところそこには誰もいなかった。うまく逃げられたのだ。 「くそ!」 せっかく筒を取るチャンスだったのに…… そしてレオンは気づいた…… 「あれ?…俺のは?…」 …「どこいったこらぁ!!!!」 怒鳴りながら無我夢中で駆け抜けていった。 ガサガサ…… レオンがその場を離れてからそこの近くの林でそれは息を潜めていた気配を消していた。 「ハァ…ク…クソォ~…かなり危なかったぞぉ~~」 そしてそれはふらつきながらその場をあとにした… 「どこだぁ~~~!!」