もうすぐで家の近所につく。 惜しいような....だけど家は一緒だもんね。 「そうだ、家よりも今言いたい事あるんだ。ここ、行こう」 那智が突然、大きい声を出した。 えっ..... 指差された場所を見ると 『多岐河原』 と書かれた、河川沿い。 「泳ぐ気?」 冗談を言ったつもりだけど 那智は笑わなかった。 「いや、大事な話があるんだ。」 冷静な声で言われ、何も言えなかった。 「まぁ、この季節に泳ぐと寒くてガチガチになるんじゃない」 沈黙の後、とってつけたように那智は呟いた。