しの先輩の後ろ姿を見送っていると背後から声がした。 『あの先輩、可愛い////』 男子からはこれ 『先輩と瞬くんってどんな関係なんだろ?』 女子からはこれ そんなこと言われる筋合いはない 俺は、全員(特に男子)を睨んで、鞄を手に持った。 もう終わりだし、帰ろう… ため息をついて、玄関に向かう。 「おいっ、帰んのかよ?」 が、誰かに呼びとめられた。