「ほら。」 「・・・おぉ。」 なんとも言えない会話だ。 どんだけ下手くそなんだと 俺はそう思う。 親父はお菓子の紙を ビリビリとはぎ、 カパッとケースを開けた。 その中は案の定、 チョコレートであった。 そして、 そのチョコを見て思い出した。 この間の、 岡山センセーとの会話。