「・・・あれチョコなんだろ? 食えば?」 チョコで腹が、 膨れるとは思えないが。 食わないよりはマシだろう。 俺の飯は6時まで届かないし。 「いや、いい。 あれはお前に買ったものだ。 お前が食えばいい。」 そういいながらまた、 腹の音がなる。 見事に「ぐ~~」と。 ・・・ったく、この人は。 「別にいいよ。 俺も食うから。」 俺はそういって立ち上がり お菓子の袋を取る。 そして、それを 親父の目の前に差し出した。