ナンパ男との恋


「ねぇ、美香。
お願いがあるの」

「なぁに?春菜が私にお願いなんて珍しいじゃん。」

ポカポカ陽気の教室の窓際で
2人 ぼーっとしながら
私は 美香に切り出した。

「美香のいとこ いたじゃん?」

「いとこ?あ~
ケンちゃんの事?」

「うん・・・
連絡とかとってる?」

「ケンちゃんと?
んー・・・番号は知ってるけど
連絡はとりあってないかな・・
どうして?」

「あの・・ね、
輝樹の事 教えてくれないかなって思って・・」

「本人に聞いた方が早いんじゃ・・?」



・・・そうなんだけど

聞いても分からない・・・

とは 何となく言いづらい・・・


「いや・・・あの・・・
こう、聞きづらいじゃん?
だから・・・その・・・
ダメかな・・・?」

「春菜の頼みだから断るわけにはいかないでしょ?
ちょっと待って。
今 電話してみるから」


カバンから携帯を取り出し
すぐにかけ始めた。