地味な教師は俺様ホスト?!【完】






「竜…」


「はい?」


「千佳ちゃんとお前はどうやら少しすれ違ってるみたいだな…最近イライラしてたのもそのせいだろ?」


「あっばれた?」




私の目の前で繰り広げられる会話についていけない私。


すれ違ってるのは本当だと思うけどイライラ?


いったいどういうことなのだろうか…




「竜」




健也さんがもう一度先生の名前を呼ぶ。




「今日は特別に仕事を休んでいい。そのかわり千佳ちゃんとよく話せ」


「えっ…あぁ…」




そして健也さんは私を見ると




「というわけだから、あとは本人に聞いたほうがいい。千佳ちゃんなら大丈夫」




ニコッと笑いそう言った。