「うん。帰ったら聞いてみる」 黙って満足気な笑顔を見せながら和弘は 玄関口で葵を見送った。 その晩、食事を摂りながら 「アイツが女らしい格好をするなんて、想像も付かないよ!」 と和弘は高らかに笑っていた。 まぁ、いいさ。 今にわかる、浴衣の良さが。 女という生き物は色んな意味でこわいんだよ 今も昔も変わらずな。