蝉がうるさく鳴く中。 和弘と葵は隣街までバスで買い物に行ったはいいが 帰りにお金がなくなった。 「迎えにきて」と公衆電話からオレの所に連絡があったが 丁重に「断る」とオレが言った為 二人は夏休みの計画を立てながら、歩いて帰る事にした。 「海は?」 「海かぁ。行きたいけど遠いよ?」 「だよな~」 頭を傾げながら先を歩く和弘の後方で 足を止めた葵は「あぁっ!」と大きな声を放った。