碧side

皓也がこの世を去って2日。
今日は皓也のお葬式。


「皓也…」

本当にいろいろな人が泣いていた。

「碧さん?」
「はぃ?」
「皓也の母です。」
「あ、どうも。」
「今日は忙しいのに、ごめんね。それで、皓也の机からこれが…」

そこには
きれいな字で[碧へ]と書いてある手紙があった。

「ありがとうございます。」

今は重すぎるから
いつか読むことにしよう…。


お葬式も無事終わって
実感がわいてきた…

「あ…手紙。」

すごくきれいな
整ってる字だった…


「うっ・・・うぅ~…」



もぅ、冬も終わりです。

もうそろそろ春が来るかな?

別れの季節というけれど

こんなに大きな別れは

ありません。

皓也はゆっくり休んでください。

私は




皓也という存在を

一生忘れないで


もうすこし

頑張りたいと思います。



ここに
サッカーボールがある限り。