かけがえのないキミへ



俺は傘の中から空を見上げる。


『今日は太陽はお休みなのか?』なんてつまらない冗談を言いながら、俺は濡れた道を歩いていく。


学校につく頃には、少し汚くなったローファーが、買った時までとはいかないが、綺麗になったような気がした。


雨のせいで学校が暗く感じる。


俺はそんな暗い雰囲気を漂わした学校を歩き教室に向かう。


自分の教室、6組に着くと、笑い声であふれていた。

俺はなんだ?と思い、みんなが集まっている場所に行く。
そこの真ん中には、竜也がいた。



『お、怜!』



竜也が右手を上げ、俺を見る。


『なんだよ、この騒ぎ?』



『竜也の彼女の話だよ!』


隣にいた知らない名前の女がこう言った。


俺は『ふーん』とだけ言って、目を擦りながら、席につく。

すると人ごみを掻き分けて、竜也が俺の方に満面な笑みを浮かべやってきた。