かけがえのないキミへ



綾音からメールがきた。話しかけたのは今日なのに、仲良くなったのは今日なのに。
『いつでもいいから』と連絡先を渡して、まさか今日来るとは思ってもいなかった。



このメールを見た瞬間、顔が緩むのを感じた。

嬉しい、嬉しすぎる。
こう思いながら梨花の部屋をぐるぐると歩き回っていた。


そして一旦落ち着き、ソファーに座り、綾音に返事をする。



《全然いいよ。メールくれてありがとう!すげぇ嬉しい!!》



いつもならこんなメールは送らない。
俺はあまりメールをしない。
メールをする相手は竜也ぐらい。
女のメールはいつも無視だから。


メールを打っている最中、俺の手が若干震えていた。
なんでかな?
やっぱ嬉しいから?



すると再び携帯が陽気に奏でる。


《楽しかったよ。私いつもあの場所にいるから、また会えたらいいね》



綾音──…?

俺は期待してもいいのかな──…?