かけがえのないキミへ



俺の下で過剰に反応する梨花を見ても俺はなんとも思わない。
むしろ、呆れている自分がいる。
なんでそんなに俺ばかり求めるの?なんて聞けないけど、いつも疑問に思う。


月明かりで照らされた梨花のベッドが、いやらしく見える。
月明かりの下では、梨花が俺に全てをさらけ出している。


『怜…』


梨花の口元が近づいて、俺の唇に吐息がかかる。
俺は梨花の口を手で抑えて、梨花を見下ろした。梨花は目を丸くさせ、俺を見つめる。


『ちゅーは、だめ。ね?』


俺が笑顔を見せると梨花は目を閉じて、快楽の世界へと行ったんだ。



『怜…大好き…』



行為が終わると、梨花が俺を抱きしめながら耳元で囁いた。


『…うん…』


梨花の言葉に答えることなど出来るもんか。

だって俺は梨花のこと、大好きでもないし、ましてや愛してもいない。


こんな俺って最低?