一番最初の印象は《若い》
ただそれだけだった。
この男の子と同じ髪の毛の色をしている父親に、目が大きく綺麗な母親。
その二人が俺の前に立った。
『怜、この人が坂井光輝さん。俺の専属の美容師さん。それでこっちが光輝さんの奥さんの百合さんで、二人の子供の雅!』
『え…あ、初めまして。城谷怜です』
突然の遥斗さんからの自己紹介で頭がついていけないでいた。
この人が…光輝さん。
この人も遥斗さんに負けないくらいカッコ良く、魅力的な人だった。
そして奥さんの百合さん。
優しそうで、いつも笑顔が絶えない人のようだ。
遥斗さんが魅力的な理由は、周りの人も関係しているのかな?
『遥斗、この子って響の代わりの子?写真よりずっと格好いいね』
光輝さんが俺の顔をまじまじと見てこう言う。
なんだか照れくさくなって、俺ははにかんだ笑顔を向けた。

