かけがえのないキミへ



連絡していいの?
迷惑じゃないですか?


ずっと迷惑だと思っていたから、遥斗さんに言われて、重いものがなくなった気がした。


『いいんですか?連絡しても…』


『いいに決まってんだろ!いつでもいいからしてこいよ?待ってるからさ』


また俺は遥斗さんの笑顔に包まれる。
何度笑顔にドキドキしているだろうか。
それすら分からなくなる。
いつもその笑顔を見ている唯さんは、どう思っているのかな?



『そういえば遥斗さん、今日は仕事じゃないんですか?』



今日は平日だ。
いつもなら撮影とかがあるに違いない。
だけど今日の遥斗さんは手に、大きな荷物と、とてもラフな格好をしていた。



『今からある人たちと旅行に行くんだよ。その人の奥さんの実家にさ』


『…そうなんだ』


隣では唯さんが遥斗さんの言葉に相槌を打っている。



『遥斗ー!!』




すると遠くの方から、
誰かの声が聞こえてきた。