かけがえのないキミへ



俺になにが出来る?
竜也に何をしてあげられるかな?
綾音の過去を知ったときも、こんなことを思った。
全然答えなんて出ていないじゃないか…


『俺さ、あやちゃんに告白したとき言われたんだ。《好きな人いる》って。だけど俺、それでもいいって言ったんだ…その時すげぇ焦ってて。好きな人いてもいつか忘れるだろうって思ってた…』

『綾音は納得したんだろ?好きな人いても竜也と付き合うって…』


『納得してたのかな…俺が無理矢理付き合わせたって感じだし…』


竜也になんて言えばいいか分からなかった。
竜也は必死だったんだ。綾音と付き合うことに。だけど竜也は間違っている。
そう思ったんだ。


下を見ながら、俺は竜也の話を聞いていく。


『前にさ、4人で遊びに行ったじゃん?あの時気づいたんだ。あやちゃんが怜を好きだって…』



また、竜也の言葉に俺は戸惑ってしまう…