俺は不信感を募らせながら、竜也の部屋のドアノブに手を掛けた。
そして右に回し、勢いよくドアを押した。
中に入るとカーテンは開けられておらず、真っ暗で竜也の姿が確認出来なかった。
『竜也?』
竜也の名前を呼びかけながら、部屋の電気を探す。
ぱちんと電気を点けると、ベッドにもたれて下を向いて座っている竜也がいた。
そんな竜也にびくりとし、俺は竜也に近寄った。
『竜也?お前どーしたんだよ?』
『…別に…』
小さな声でこう、俺の心配を流した竜也。
いやなにかあるだろ?
俺はもう一度質問をする。
『なにかあったんだろ?それに話ってなんだよ?』
竜也はゆっくりと俺の方を見た。
竜也の瞳がいつもと違った。
まるで生きていないような、そんな瞳をしていた。
『怜…お前、あやちゃんが好きなんだろ?』
突然竜也から言われた言葉。
俺はしばらく固まったままだった。

