すると後ろから誰かの声が聞こえてきた。
びくりと反応をする俺の体。
硬直して動きもしない。恐る恐る後ろを振り返ると、そこには一人の女の子が立っていた。
ブロンドの長い髪の毛に、大きな瞳。
瞳の色が青色だった。
脚が長く、とても美人な人。
どうやら、外国人のようだ。
『え…っと…』
なんて言えばいいんだ?だってここに男の俺がいるとか、怪しいだろ…
次第に携帯を握る手が、冷や汗で滑ってしまう。
『なにしてるの?』
彼女は一歩近付いて、俺を上から下へと舐め回すように見る。
一歩後退りすると、背中に、ひんやりと冷たい壁が当たった。
逃げ道はない。
いやいや、逃げてはダメなんだけど…
『ねぇ、人の話聞いてるの?』
『…人を捜してる…』
逃げられない俺は、小さな声で彼女に言った。
彼女は俺を青い瞳で真っ直ぐに見つめる。

