顔が引きつりながらも


「大樹、格好いいもんね!
頑張ってねっ!」


思ってない言葉を並びあわせて
平然とした態度で答えた。


「なんであゆは大樹君の事
呼び捨てで呼ぶの?」


苛立つキモチを押し潰して


「小学生の時交流があって
その時大樹と仲良くなったの」


まぁ、これは本当。
仲良くなってスキになった。


私の方が先にスキになっただよって
言えるはずもなく泣きたいのを我慢した。