全速力で走っている私。
きっと涙が飛び散っているだろう。
っていうか!
係長、もっと早く言おうよ!
係長にキレていると、警察病院に着いた。
ここか…。
デカイ…。
受付で陸の病室を聞いた。
エレベーターに乗り、陸の病室に辿り着いた。
ここか…。(デジャウ゛…)

ガララ…

扉を開けると、陸がベッドに横たわっている姿があった。
奥に進むと、かわいらしい看護師さんが顔を覗かせた。
「彼女さんですか?」
看護師さんはかわいらしい声で聞いてくる。
かっ、かかか彼女?!
ち、違う違う!!
「いや、あのっ、えとー、同僚…じゃなくて、クラスメイトです!」
「そうですか。」
危ない危ない…。
高校生で同僚がいるって、若干おかしいもんね…。
って、ん?
ここ、警察病院だから言ってもよかった?
ミスった…。
いや、でも!嘘ではない!
現にクラスメイトだし…!