「ふふふっ、美しい愛ね。でも、それも終わりよ。」
みさはそう言いながら、
今度は私に銃口を向ける。
私は反射的にスカートの下の銃を取り、胸の前で構える。
「終わりなのはみさだよ。私が終わらせてやるんだから…!」
引き金に力を込める。
その時、立っていた私の足を掴まれた。
陸だ…!
「妃…や…めろ……打つな…」
陸は苦しそうに声を出す。
「陸!喋っちゃダメだよ!」
私は銃を下ろし、陸のそばに座る。
「警察が人を傷つけちゃ……」
陸は話す途中で意識を失ってしまった。
「え?!陸?!やだよ、死なないで!!」
私が体を揺すっても、目を開いてくれない。
だから、喋っちゃダメって言ったのに…!
わかってるよ、それくらい。
でも、警察じゃなくても、人を傷つけちゃいけないよ。
「はい、茶番はそこまでよ。」

チャキ…

え?