陸は黙って階段を上り出した。
私の手を握りながら。
私、任務中なのに…
ドキドキしてるよ…。
この心臓の音も、赤くなった顔も、
妙に汗を掻く背中も手も額も、
全部、陸のせいなんだから。
っていうか…
「陸、急がなくていいの?」
走った方がいいんじゃ…
私が声をかけると、陸はハッと意識を戻したようだった。
ぼーっとしてた?
「あ、悪い。なんだ?」
陸の、少し気の抜けた声。
珍しいな…。
任務中にこんなの、今まで一度もなかったのに。
「だから、走った方がいいんじゃない?」
「あ、ほんとだな。走るか。」
陸は、まだ気の抜けた声だったけど、
私の手を引きながら全速力で走った。
私の手を握りながら。
私、任務中なのに…
ドキドキしてるよ…。
この心臓の音も、赤くなった顔も、
妙に汗を掻く背中も手も額も、
全部、陸のせいなんだから。
っていうか…
「陸、急がなくていいの?」
走った方がいいんじゃ…
私が声をかけると、陸はハッと意識を戻したようだった。
ぼーっとしてた?
「あ、悪い。なんだ?」
陸の、少し気の抜けた声。
珍しいな…。
任務中にこんなの、今まで一度もなかったのに。
「だから、走った方がいいんじゃない?」
「あ、ほんとだな。走るか。」
陸は、まだ気の抜けた声だったけど、
私の手を引きながら全速力で走った。

