S.S.P.  学校警護係

「仁科君といて、胸がドキドキしたり、モヤモヤしたり、キュンってなったりすることない?」
……ある。
「仁科君といると安心する?」
……する。
陸に抱きしめられると、ホッとする。
「仁科君のこと、もっと知りたいって思う?」
……思う。
だって、何も知らないんだもん。
誕生日とか、血液型とか。
好きな音楽とか、趣味とか!
「仁科君のこと、好き?」
私、陸のこと……
「……好き。」
そっか、これが『恋』か…。
これが『好き』っていう気持ちなんだね。
「みさ、教えてくれてありがとう…。」
私が気持ちを込めてそう言うと、
みさは優しく笑いながら無言で首を振った。