「おかえりー
うちの看板って…えぇ!?」

「……………」

「何で泣いてるの!?
まさか…」

「…泣いてないよ。
会えなかっただけ…」

「そんな…っ」



私の告白は失敗したらしい…


振られたわけでもないけど、こっちの方がダメージは大きかった。


告白もできないなんて…っ



「桜木、どうした?」

「何でもないよ?
さぁ、午後から私もやりますよー!!」



九条君も心配してくれたけど、これ以上引きずりたくない…


今は目の前の…


文化祭に集中しよう!!



「うちの看板やる気でましたー!!
じゃあ、午前と午後は交替で!」

「おー」

「がんばろーね」



さて…

私もがんばらなくてはっ!!


なんだか大変な役もらったらしいし…



「では、午後の部オープン!!」



九条君の言葉をスタートとし、私達のカフェはオープンした。



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