「…こんなことになるとは…」



こんにちは!

桜木 陽菜です!


…なんてテンション高くありません(ノ_・。)



その理由は…



「椿谷となんの接点もなくなったの?」

「うん…」



今まで居候していた先に住んでいる椿谷 成弥との接点が、全くと言うほど、なくなってしまったのです。





「成弥君おはようっ」

「おはよう」

「おっす椿谷」

「おはよう」



校庭から聞こえる声。


いいなぁ…

私もあんなふうに挨拶したいよ…



「陽菜ぁ~
内気じゃダメだよ?
ああいうふうに積極的に行かなきゃっ」

「…だよねぇ…」



でも、そんなこと私には無理だ。

成弥の友達でも、クラスメートでもない私が、いけるわけがない。


居候を終えた私は、ただの他人でしかないんだ。



,