「…随分 変わったようで。」 紀理とやらは、あたしの髪の毛を指先ですくった。 「おたくこそ。」 人の事 言えるような変わり方じゃねぇし。 「ま、これから隣の部屋だから、よろしくな。」 「…よろしくしたくない。」 「ひどっ!」 なんなのコイツ? 軽くウザいし、決して真面目そうな学生には見えない。 とりあえず、関わりたくない…。