「それにしても海里、どうしたの?私のコト探してたみたいだけど…………」

よくぞ聞いてくれた!

さすが友莉!

「あのさ、場所変えていい?廊下じゃ話しにくいからさ」

「?いいよ。じゃ移動しようか」
「ありがとう。こっちついてきて」

そう言って俺達が向かったのは二階の非常階段。

自分達の教室がある階の階段だ。