だけどその時 母さんが突然呟いたのだ。 「友莉ちゃん…」 と。 確かに俺は前まで 友莉と一緒に登校していたから 母さんと友莉は知り合いだった。 毎日のように俺の家に来てくれたりして 話す機会だってあっただろう。 でも何でそこで友莉の名前が出てきたのか 俺には全くわからなかった。