でもその夜、俺は聞いてしまった。 一人で母さんが口にした言葉を。 その時俺は風呂上がりで 自分の部屋に戻ろうとしていた。 もう夜も遅いのに 台所に明かりがついていたから なんだろうと傍を通ってみたのだ。