だから、玄関先で理穂の兄を 一緒に待つ事にした。 だって少しでも長く 一緒にいたいから。 「そういえば、理穂のお兄さんんって 俺ん家わかるの?」 ふて疑問が浮かぶ。 「ん?それはさっきここ周辺の 地図送ったから大丈夫。 多分そろそろ着くかな?」 そっか……と返事して 少し沈黙が流れる。