初恋ノ詩 1



「も…もう少しだね、観覧車。」

俺はこの妙に熱いような空気から
自分の気を引き締めるために話しかけた。


「うん。」

そうゆう返事が返ってきた。


そして観覧車は回る。

それぞれの思いを乗せて。


そして海里はきづかない。

理穂の不適な笑みに……