「こっちが大人しくてるからって
容赦なく力使いやがって
・・・沈められてぇか?」



先ほどまでの同一人物とは
思えないオーラを漂わせる
雨音がかざす手の上には人が丸々1人
入りそうなくらい大きな水の塊




「「・・・・」」



それを見てようやく大人しくなった
史帆とナオ



「分かったな?」




「悪かったわよ」




「ふん」




「ナオ?」




「・・・分かったよ
僕も悪・・かった」



2人が謝ると雨音はパチンと指を鳴らし
水牢は跡形もなく消え去った