「大丈夫だった?」 「あ、うん。これ雨音が?」 「うん。これぐらいなら 唱えなくてもできるからね」 とは言っても 一瞬で壁を出すなんて・・・ こっちのSクラスはなかなか骨があるね 「ありがとう」 「無事で何よりだよ」 ポンッと頭に置かれる手 雨音を見ると優しそうな顔で こちらを見ていた 「・・・」 今なんか体温が上がったような・・ 気のせいかな?