「ねぇ・・ここって何?」 車が動き出して数分沈黙に耐えられなかった あたしは高にずっと抱えていた疑問をぶつけた 「何も聞いていないのですか?」 「うん、だっていきなり落とされたもん」 「は?」 ずっとポーカーフェイスをしていた 高の表情が鏡ごしから見て崩れた 「お母さんの闇の力で魔法界から 此処まで落とされたの!」 あたしが早口でそう言うと 「ぷっ・・あははは!」 高はいきなり笑い始めた