真実は彼方の口から両親に告げ
られた。

一度別れた夫婦が、復縁するん
だからそれなりの、手続きは
覚悟していた。


パパもママも、彼方の両親も
泣いて喜んでくれたんだ。

そして、わたし達はビックリ
させられたんだ。


離婚届を目の前で破られたから。

もうとっくに提出してあるものだと
思ってた。


もうとっくに婚姻関係は解消して
あると思ってたからわたしは、
ビックリして涙が止まらなかった。

わたし、まだ彼方の奥さんだったん
だね。



お義父さんが、卒業して本当に
彼方が、副会長と結婚するまでは
諦められなかったと涙しながら
話しだした。

その日、結城家は、涙が止まる
事がなかったんだ。


わたし、結城心和。

彼方のそばに帰ってきました。