俺は、寮の前で心和が帰ってく
るのを待っていた。

カンナの事、子どもの事、全て
の事がクリアーになった事が
嬉しくて、だまされた怒りより
も喜びの方が増さっていた。

俺は流行る気持ちで心和を
待ったんだ。

俺の口から、真実を告げよう。

心和は泣いて喜んでくれるだろう。


俺は、期待と歓喜の中にいたんだ。

でも・・・。