「おはよう。彼方。心和ちゃ
ん」

校門の前、毎日彼方をまってる
彼女。

彼女の余裕か、わたしは元々
論外なのか余裕の笑みであい
さつしてくる。


わたしの時間はここまで。

彼方は彼女と3年生の校舎に
消えていく。


いつも、ふたりの背中を見送っ
てた。
 

彼方は振り向かず行ってしまう。

わたしが、どんなに振り返って
ってテレパシー送ってもムリ
なんだ。


彼女とふたりの時間には踏み込めない。