優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】

………あたし、大雅にキスされてる?




エレベーターに乗った瞬間、大雅に顎を掴まれキスをされた。



掴まれていない方の手で大雅の肩をおもいっきり叩いた。



でも、それはビクともしないみたいで………舌まで入れられた。






「最低!!」


「お前が悪い」


「なんでよ?」


「……次、逆らったらこんなもんじゃ済まさねぇぞ」





エレベーターがついた瞬間あたしは飛び出して先に部屋の中に入っていった。


自分の部屋まで一直線でむかいベッドにダイブした。