泣きそうになってるあたしの話を、カナはただ黙って相槌をうちながら聞いてくれた。
「雪穂は離れて暮らすのと、今のまま一緒に暮らすのとどっちが辛い?」
カナらしい質問にあたしは真剣に考えてみた。
「……このまま大雅と暮らすのは辛いけど、ひとりで暮らすのも嫌だ」
「あたしが見てる限り雪穂は辛そうにしか見えない。でも雪穂が辛くても大雅さんといたいなら、あたしは応援する」
「ありがとう。考えて入院中には結論を出すつもり」
「あまり考えすぎないでよ。またお腹痛くなるよ?考えたってなるようにしか進まない場合もあるから」
「うん。カナ、ありがとう。なんかちょっと気が軽くなったよ」
カナみたいに強い自分を持っていたら、こんな事にはならなかったよね。
あたしもカナみたいに強くなりたいよ。
「雪穂は離れて暮らすのと、今のまま一緒に暮らすのとどっちが辛い?」
カナらしい質問にあたしは真剣に考えてみた。
「……このまま大雅と暮らすのは辛いけど、ひとりで暮らすのも嫌だ」
「あたしが見てる限り雪穂は辛そうにしか見えない。でも雪穂が辛くても大雅さんといたいなら、あたしは応援する」
「ありがとう。考えて入院中には結論を出すつもり」
「あまり考えすぎないでよ。またお腹痛くなるよ?考えたってなるようにしか進まない場合もあるから」
「うん。カナ、ありがとう。なんかちょっと気が軽くなったよ」
カナみたいに強い自分を持っていたら、こんな事にはならなかったよね。
あたしもカナみたいに強くなりたいよ。


