あたしが浮気を許す女なら彼女になれるのかな?


簡単な事じゃないのにそんな事を考えてしまった。



大雅は今日も変わらず女を抱く。


一度、あたしを抱いたからと言って、大雅の中でなにか変わるものはなかったみたい。





「雪穂」


「なに?」


「明日の花火大会連れていってやるよ」


「ほんとに?」


「ああ」