RED×HEAVEN

―あたしを殺して―



―あたしを殺して―



ルナの言葉が頭に反芻する。



今、コイツは何を言ったんだ?



「おいルナ、何行ってんだ。寝ぼけてんのか?」



一番最初に出た言葉は、弱々しいものだった。



ルナの信じがたい発言に、ただただ動揺していた。