RED×HEAVEN

「今、説明するから聞け。

えーっと…

お前はさっき死んだんだ。

なんだっけ?

あぁ、事故か」



先程の神様からのメールを確認しながらそう言った。



理解の範囲をかなり超えているらしく、男は俺のグダグダの説明を大人しく聞いている。



訳がわからなすぎて動けないのか、少しでも情報が欲しくてただ黙って聞いているのかはわからない。



「でな、俺は今からお前の行方を決める」



男の眉がピクリと動いた。



「行方?」


「天国か地獄か」



男は呆気にとられている。



そりゃそうだ。



こんなバカげた話を一発で信じる人間はいない。



あぁ、俺は別として。