な が れ ぼ し 〜流星群にかけた願い〜







私の目の前には、淕斗が立っていた










「――――淕斗…?」



振り返った彼は、目を真ん丸くして私を見た



「………由美…か?」



この微妙な空気を読みとったのか、マンションの管理人は「鍵置いときますね」と言い、去っていった



本当に……淕斗なの…?