急に千比絽が陸斗を睨んだ。


どうしたんだ。


「陸斗の彼女は私の親友だから、傷つけたらぶちのめす。」



千比絽ならやりかねないな。



「陸斗気をつけろよ。」


陸斗が青ざめた。



千比絽がよっほど怖いらしい。


千比絽の彼氏になる奴は大変だな。


浮気でもしたら、殺されかねない。


「私は彼氏なんかいらない。野球に恋してるから。」


そんな事を言う千比絽が又可愛く思えた。


多分目の錯覚だろうけど。


野球に恋してると、堂々と言える千比絽が羨ましい。


俺はプロ目指してるくせに、何処かで冷めてる自分がいるた。


千比絽、おまえが羨ましいよ。


千比絽になりたい。


今日の俺は本当にどうかしてる。


千比絽が眩しくて堪らない。


ドキドキしてるし、これはかなりやばいかも。


千比絽に惚れてしまったのか。