次の日部活に行こうか悩んでいると、陸斗にちぃらしくらいと言われた。

陸斗は真央とラブラブで、週一で真央が家に遊びに来てるし。


陸斗が明るくなったのが嬉しい。


口煩かった母が私にあまり言わなくなった。


弘也の病気のことも母は理解してくれて、涙を浮かべ、弘也君の気持ちを大切にしなさいと言ってくれたのだ。


母がどんなに父を愛してたかも知ったし。


母に言われた。


「千比絽も女の子だったのね。」


なんか、複雑だよ。


私は最初から女子なのに。


女子で何が悪いが私の口癖だった。


弘也に出会わなければ、きっとこんな気持ちを知らなかったと思う。