はがゆくて、じれったくて



高校三年間を過ごした



わたしたちの恋は



そんなものだった。




素直じゃないわたしと


もどかしい彼。




だけど



無駄だったものなんて何もない。



流した涙も


ぶつけあった憤りも



遠まわりはしたかもしれない。




でも



きっと、全部必要だったんだって



いまなら思える。