ココは超常現象部隊第2科学研究所である。今、ココでカビに対する超強力なカビ消し剤Xが開発されたのである。そのカビ消し剤Xは超常現象部隊の厳重な警備の元、実戦に備えるべく超常現象部隊第7基地に輸送されたのだ。

カビほら貝:ココがカビ消し剤Xがあるという第7基地でござるか。余計なもんを作りおって・・・

カビホルン:カビほら貝様・・・そろそろ出陣の頃合かと

カビほら貝:うむ。ほら貝をならせっ!!コレより草むらの中から第7基地の200M手前まで前進するっ!!

ジメジメ:ジメっ!!


ブォ〜っ!!ほら貝があたりに鳴り響く。カビほら貝直属のジメジメ団が盾を持って前衛を固めている。その次には戦闘員ジメジメの鉄砲隊及び乱戦部隊が待機している。
そして、それを聞いた第7基地の見張りの隊員が辺りを見回す。


守備隊員:なんだ!?この音は!?

守備隊員:あ、あれを見ろっ!!あれはカビダラーケ帝国の部隊だっ!!しかも、前衛を固めているのがジメジメ団ということは、今回の作戦指揮はカビほら貝だぞっ!!緊急体制を敷しくように手配しろ!!オレは超常現象特殊部隊に連絡するっ!!



第7基地内にサイレンがコダマする。基地内の隊員が外に出てくる。門は閉ざされ、門の上にはマシンガンを持った隊員、そして、門のすぐ中にもマシンガンを持った隊員が控えている。ココには十分な重火器が蓄えてあるのだ。

カビほら貝:出てきたでござるな。なかなかの布陣ではないか・・・しかし、基地の防御に頼りすぎているな。ふふっ・・・拙者を甘く見ている・・・

カビホルン:太鼓を鳴らせっ!!合図Bだっ!!


太鼓の音がなり始める。ドン・・・ドン・・・ドン・・・ドドドドドドドドドっ・・・急にリズムが変わった。ケタタマしく太鼓の音が鳴り続ける


守備隊員:なんなんだ!?この太鼓の音は!?

守備隊員:さぁ!?特殊部隊からの情報だと、ヤツは完全な鎧武者らしい・・・戦う前の儀式かなんかじゃないの!?


その頃、基地内に門とは真逆の方から壁を乗り越えて進入するものがあった。人数は4人である。